ニキビ跡治療のイメージ
手軽にできるケアとして、ぜひ女性には取り入れていただきたいと思う。
自宅で行なうもよし、美容皮膚科で受けてみるもよし.世間にはいろいろな美容法があふれていて迷ってしまう人は多いと思うが、中でもピーリングとビタミンCは、医学的評価が高い治療であり、これをおさえておけば、新しい美容法などにまどわされる必要はないといえるだろう。
「乾燥するとシワになる」のウソシワの主な原因は乾燥ではない「最近、目元に急に小ジワが目立ってきたんです。
乾燥のせいでしょうか。
一生懸命保湿してるんですけど・・・」という相談が、美容皮膚科には毎日持ち込まれる。
「シワり乾燥」という図式は非常に強く世間で支持されてお一、誤解を解いて回る作業も並大抵ではない。
世間の常識とは反して、科学的にいうと、シワの主たる原因は乾燥ではない。
第2章でも少し触れたが、皮膚のコラーゲンが傷むことである。
それもみなさん実は、なんとなり知っているはずである。
コラーゲン、コラーゲンとやたら世間が騒ぎ、コラーゲンのサプリメントや化粧品がドラッグスりアに山積みされているのは、ご存知のとおりである。
ではなぜ、「シワ=乾燥」という信仰はここまで広まったのだろう。
化粧品カウンターに行りと、必ず肌の水分量を測一、「お肌が乾燥しています。
しつかとは保湿である。
そのため、化粧品屋さんはやたら保湿、保湿と保湿の重要性を説き、保湿しないと乾燥してシワになるといって、女性の恐怖心をあおるのである。
お肌の相談をする女性の立場からしても、「だいぶコラーゲンが傷んでますね」と言われるよりも、「すごい乾燥してますね」と言われる方が、まだ耳にやさしい。
そうやって、「シワ=乾燥」信仰に支持が集まっていったのである。
確かに、シワの部分を見ると、なんとなり乾燥しているようにも見える。
保湿したらもとに戻りそうにも見える。
干しシイタケはシワシワだけれど、水で戻すとシワは伸びる。
そういうイメージが、頭の中に浮かんでしまう。
では、人間は水で戻せるのか。
一晩顔を水につければ、50歳でもシワは消えるのか。
どうも、そうはいかない気がする。
コラーゲンは50歳を過ぎるとほとんど生まれない靴の履きジワを思い浮かべてもらいたい。
新しい靴は皮が滑らかで弾力があるから、脱いだ靴の履きジワも伸びるけれど、古くなるとシワは戻らなりな一、ついにはシューキーパーで伸ばしても戻らなりなる。
こうして履きジワは、くっきりと刻まれてしまう。
履きジワの原因は、毎日同じところが折りたたまれることと、皮自体が古くなること。
人間のシワも似たような原理である(革靴もお肌も、皮は皮だから似ていて当たり前だけれど)。
肌の奥にはコラーゲンという線維状のタンパク質があって、この線維がネッりワークを作って肌弾力を維持している。
コラーゲンは、新陳代謝はしているものの、その速度は非常にゆっくりで、生まれ変わるのに2り6年ほどかかるという。
6年間も同じ靴を履き続けたら、皮はポロポロに傷むだろう。
靴を日の当たるところに置いておいたら、もっと傷む。
お肌は、いろいろなストレスや紫外線などにさらされて日々傷んでいり上に、表情の動きにつれて同じところが繰り返し折りたたまれる。
これではシワができるのも無理はな大事な靴にはクリームを塗ってお手入れするように、お肌にもいろいろ塗ってお手入れするけど、それとても、当然限界がある。
さらに50歳近りになるとコラーゲンは、新しり生まれることはほとんどなくなる。
つまり私たちは、ほとんど新陳代謝しないお肌とともに、その先の人生を過ごしていかなければならなりなる。
同じ靴を6年どころか20年、30年も履き続けるようなものである。
なぜ50歳近りからはコラーゲンの再生が行なわれなりなるのか。
原因のまずひとつ目は、エストロゲンや成長ホルモンなど、コラーゲンを生み出すのに必要なホルモンが、加齢で減ること。
ふたつ目は、線維芽細胞というコラーゲンを生み出す細胞が真皮にあるのだが、この細胞自体が老化して、働きが低下することである。
肌老化は、コラーゲンの「焼き肉化現象」(=メイラード反応)お肌のコラーゲンが減るという言い方を世間ではよりするが、減るというよりは、変性するという方が正しい。
古くなった革靴のように、固くごわごわになっていく。
これでは表情とともに動いたときに、もとに戻れなくなってシワが刻まれるのも無理はない。
コラーゲンの変性はどうやって起こるか。
あまり知られていない部分も多いが、肉などを加熱調理したときに起こる「メイラード反応」に似ているといわれる。
肉もコラーゲンなどのタンパク質のかたまりである。
これを煮たり焼いたりしたときに起こる化学変化と、肌が老化してコラーゲンが変化していりのとが似ているという。
私たちの体は、年を取ると焼き肉になっていりのか?確かに、生の肉はやわらかいが、煮たり焼いたりした肉は固い。
魚だって、生魚はにぎり寿司にできるけれど、焼き魚でにぎったら、ぼろぼろに崩れてしまう。
肉や魚を焼くと固くなる様は、赤ちゃんの滑らかな肌が老化して固くなるのと、似ているといえるかもしれない。
もちろん、焼き肉と肌老化がまったり同じというわけではないのだが、化学的な類似点があることは確かめられている。
私たちの体は、実際に熟で変化していりわけではないけれど、エネルギーを燃やして毎日生きているわけだからへ熟変化と似たようなことが体内でも起こるのかもしれない。
乾燥ではな一、このような化学変化によってシワは刻まれていり。
やはりそれはある意味で、生き物すべての宿命である。
そして化学変化してしまった皮膚にいりら化粧水をつけても、戻らないことは想像がつくなお、先ほどの話を聞りと風呂に入ったりして体を温めることが老化を促進するのではと思う人がいるかもしれないが、そういうことはない。
風呂程度の加熱では、メイラード反応は起こらないからである。
人体内でなぜメイラード反応が起こるかは、不明な点が多表情ジワが戻らないもうひとつ、コラーゲン変性の重要な原因として、「架橋形成」というものがある。
これは、コラーゲン線維同士の間に橋ができていりような化学反応のことである。
生まれたばかりの赤ちゃんの肌は、シワひとつなりてきれいだけれど、弱い。
やわらかすぎるのである。
乱暴にこすったりすると、すぐに赤むけのようになってしまう。
しかし、年齢とともに肌の中でコラーゲンの間に橋ができ、コラーゲン線維はネットワークを作っていり。
そうすることで、肌は丈夫になっていく。
人間は16歳くらいで動物としては完成体になる。
女性は生理もあるし、子供も産めるようになる。
身長の伸びも止まる。
この頃に、肌も最も充実し、充分な固さになる。
ところが16歳を過ぎても、架橋形成は止まらない。
やがて肌は「丈夫」を通り越して固くなりすぎ、弾力を失う。
笑ったときの表情ジワが戻らなくなるから、肌にシワが刻まれていり。
古くなった革靴と同じ状態である。
人間は、16歳までは成長過程で、16歳を過ぎると成長ではなり老化している。
よって、本当のお肌の曲がり角は16歳ということになる。
シワの原因は範燥でなく、コラーゲンが傷むこと。
そのコラーゲンは加齢で変性していく。
「飲むコラーゲン」のウソ飲めばよいというものではない足りないものは、何でも口から入れればよいというような考え方が、世間に広まっているようで困りものである。
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